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儲かるところで仕事をするのが鉄則
真面目にコツコツ働くことが基本ですが…
長引く不況が影響しているのか、現在では、いかに楽して儲けるかという類の情報が世の中に散乱しているように思います。しかし、皆さんもご存知のように「真面目にコツコツと努力を積み重ねていく」ことが、仕事をする上ではとても重要です。
では、勤勉に仕事を続けていけば、どんな分野でも儲けることができるのでしょうか。
私は残念ながら、この答えは「否」だと思います。
真面目にコツコツと地道に努力をされているのに「あまり儲かっていない中小企業」がある一方、それほど大きな努力をされているようには思えないのに「ガンガンと儲かっている中小企業」が、現実には存在しています。特に後者の儲かり具合は、時流に乗った場合などは顕著です。
ずばり、中小企業はアジアを目指すべき
では、うまくいっている経営者はどのようにしているのかというと、「なるべく楽して儲かるところ」を探しそこで仕事ができるように「自社をチェンジ」していっています。
つまり、今自社がどんな商売をしていようが、少し先の時流を読みながら、儲かるところで仕事ができるように自社の商売形態(商品やサービス内容、売り方、売る場所など)を常に変えていっているのです。逆にいうと、うまくいっている経営者は、儲からないところでは仕事をしません。もっと言えば、多少の儲かりぐらいでは満足せず、大きく儲けることが見込めるところでしか仕事をされません。
不況、不況と巷ではいわれますが、中小企業の規模でしたら、まだまだいっぱいチャンスが転がっているということではないかと思います。
では、中小企業全般にいえるチャンスは「今」何があるのかというと、独断と偏見ですが、それはすばり「アジア」ではないかと思います。今までアジアというと、安い労働力などの安価な供給元としての位置づけが大きかったのではないかと思いますが、これからは商品やサービスを買ってもらうマーケットとして重要になってくるでしょう。外国(アジア)となるとそれは大企業の話ではないかと考える向きもありますが、「移動手段の低価格化」や「ネットを使った意思疎通の容易化」、「FTAやEPA、TPPを始めとした自由貿易促進の世界的流れ」等を組み合わせれば、数百万程度の投資でアジアをビジネス対象にすることが可能となっています。経済成長率の上昇や消費意欲の増大から世界がアジアを狙っていますが、日本は欧米諸国に比べて地理的優位性があります。大企業のようなだいそれた話ではなくて、中小企業にとっての売上先としてのアジアというのがより身近なものになってきているのです。
過去、こういった変化に機敏に対応して、リスク低減を図りながらきちんと儲けを積み上げてきたのが、実は世界に誇る日本の中小企業です。そのためにも早速、(ちょっと強引かもしれませんが)新聞等を読んでアジアの文化に興味をもってみる、アジア旅行や英語の勉強を始めてみるというのはいかがでしょうか。
2010.12.7執筆
(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。
今村 仁
「節税は義務、納税は権利」がモットーです。
自分の半生について、取材を受けました。