経費精算を急いでもらって節税を図る | 大阪の税理士法人:大阪・京都・神戸・滋賀・奈良・東京・横浜を中心に活動/設備投資/人材投資/多店舗展開/節税対策/部門別会計/税額控除/税金還付

ホーム > 管理にまつわる税金のツボ > 経費精算を急いでもらって節税を図る

経費精算を急いでもらって節税を図る

今期の経費精算は今期のうちに精算しましょう。

立替経費は今期中に

役員や営業の経費を月末締めの翌月払いとしている場合や、仮払金で支出して後日精算する場合などは、通常月でしたら少額なら大きな問題にはなりませんが、決算月は違います。  

例えば3月決算法人の場合なら、3月中の領収書は今期の決算に計上しなくてはいけません。領収書は、場所を決めて袋にためておくことを習慣づけましょう。特に社長は立て替えて経費を支払うことが多いでしょうから、出し忘れのないようにすることが節税につながります。  

また、仮払金制度を採用している場合、決算までに精算が完了していないときは、決算書に仮払金残高が残ったままとなってしまいます。銀行格付けにおいては、仮払金はマイナス項目となりますので、今後の融資に不利に作用することを覚えておいてください。

経費精算は「給与一括振込方式」

経費精算の方法ですが、支払の都度や週毎に精算している会社も少なくありません。精算のたびに経理担当者は、手を止めて現金を何度も数えて渡すため、非常に効率が良くありません。  

そこで、1か月分を下記のようなエクセルで作成したシートに各自入力してもらい、給料振込み時に精算する方法をお勧めします。なお、エクセルシートには勘定科目ごとに入力してもらい、領収書を添付するだけです。この方法を採用する場合においても、社長だけを特別扱いにはせず、最も経費精算の多い社長も必ず実践してください。

立替経費精算書の例

法人カードを利用

法人カードを利用することのメリットは、現金精算が不要なことです。つまり、経理担当者が銀行で小口現金を出金する手間が省けます。  

さらにカードは、通常は翌月には請求(遅くとも翌々月)されますので、社長が領収書を出し忘れていたとしても、カード請求書で確認することができます。  

ただし、浪費家の社長や公私混同しがちの社長は、先述の「給与一括振込方式」がいいでしょう。

キャッシュレス化へのポイント

2010.10.1執筆

(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。

今村 仁

今村 仁

「節税は義務、納税は権利」がモットーです。
自分の半生について、取材を受けました。

詳しい自己紹介はこちら

メールマガジン

経営者限定!365日経営者無料メルマガ

(このメルマガに登録されますと弊社発行メール通信・FAX通信に自動登録されることをご了承下さい)

会計事務所の方はお断りさせて頂いています。

まぐまぐ!殿堂入り 税金を払う人・払わない人



powered by まぐまぐ!

このページの上部に戻る