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家族や従業員、取引先を大切にする経営者は幸せになる

家族を大切にしないと・・・

先日クライアントの方から、「経営者にとっての一番大きい失敗は何だと思いますか?」という質問がありました。つまり、まだ比較的若いその経営者にとっては、何に最大限気をつけておくべきかを知りたかったのだと思います。

これはあくまで私の独断と偏見が入っているでしょうが、この質問を受けたときにピンときたのが、「家族を大切にしているかどうか」です。特に昨今、社会状況や価値観の変化などから、その重要度が高まりつつあるのではないかと思います。

いくら儲けても、妻や親子の関係がギクシャクしていると、最終的に経営者の幸せ度はかなり下がると思います。ときに、家族関係は悪化しているがそれをパワーに変えて、経営はうまくいっているように見えるというケースもあります。しかし私は、これは古い経営のやり方で、経営者の老後も含めて考えると、最終的には家族関係を再構築して良くしていかないと幸せになれないのではないかと思います。

一方、逆に、大して儲けていなくても、家族を大切にしている経営者は本当に幸せそうです。

従業員や取引先を大切にすべし

企業は人なりといわれますが、人数が少なくお客様との距離が近い中小企業において、それは特に如実です。男性経営者は父親のように、女性経営者は母親のように、従業員と接することができればそれは素晴らしいことではないかと思います。

経営者が従業員を大切に思っているかどうかは、従業員はもとより外部の人間からみてもわかります。それが明らかにわかるのは、従業員と話をしているときの経営者の目です。父親が悪いことをした息子を強く叱っている時の目は、真剣ですが、かつ、その怒りの奥には計り知れないほどの愛情があります。当然ですが、大切にするというのは単に要望をきいてあげることではなく、相手のためを思い自分ならこうされたいと思うことを実行していくことです。

経営者が従業員を大切にしている会社では、会社が活き活きとしています。自分が必要とされていて愛されているということを、従業員それぞれが実感しているからでしょう。

これらは、同様に取引先に対してもいえます。中には、取引先をもののように扱って、こちらの立場を悪用したような態度をとられる経営者の方もおられます。しかし逆に、取引先も大事なステークホルダーとして接しておられる経営者の場合には、良い情報や良い仕事が集まってきて、結果的にプラスの効果があらわれていることが多いです。

最後に、今まで家族を省みることが少なかった比較的年配の経営者の方にぜひ知っておいてほしいのが、「今まさに時代の流れに応じて家族を大切にしていこうとする経営者が増えていっている」という事実です。流れに逆らわず、流れに乗りましょう。少しの自らの変化が、後の大きな一歩につながります。他人を変えることはできませんが、自分が変われるかどうかは自分次第です。応援しています。 中小企業の場合、経営者が幸せを感じられていると、それが従業員や取引先など多方面に良い影響を与えます。

2010.9.2執筆

(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。

今村 仁

今村 仁

「節税は義務、納税は権利」がモットーです。
自分の半生について、取材を受けました。

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