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同業者研究をしている会社が強い会社

例えばこんな同業者研究

前回「『え?そんなことしてはったんですか』と定期的に感じる社長は成功する」で、私が今まで様々な中小企業経営者とお会いする中で感じた「継続してうまくいっている人の共通項」として、「見えない部分で継続した努力を続けている」を解説しました。  

今回はその2つ目の共通項として、前回でも少しでてきた「同業者研究」について解説します。同業者研究というと、様々なやり方がありますが、例えば以下のような行動です。

・インターネットを見ていて同業他社が小冊子を配布していたので、「小冊子の申し込み」
・同業他社のセミナー案内を取引先で見て少し興味がわいたので、「セミナーへの出席」
・(食品関係などであれば)マスコミで話題になっていたので、「取り寄せて食べる」
・同業者の会合に出席して傷のなめあいをせず、「疑問点を直接聞いてみる」
・同業他社に尊敬できそうな人がいれば、「直接会いに行く」

社歴の長い会社や年配の経営者では、ときに、上記のような同業者研究の行動を躊躇される方もおられます。また、そういった行動は恥ずかしいものであると考えておられる経営者の方もいます。もちろん、同業者に影響されずに独自性を歩むということは大切ですが、それは結果としてそうあるべきであって、その前段階では、物事を多面的にみるためにも同業者研究は必要だと思います。また、実際うまくいっている人の多くが上記のような行動を実行されていますから、遠慮せずに恥ずかしからずにどんどんやっていいのではないでしょうか。

同業者研究は真似?

この同業者研究とは、別の言い方をすると「真似をすること」でもあります。上手くいっている会社のやり方などを発見したら、とりあえず1度真似をしてやってみるのです。これは誤解のないようにしておかないといけませんが、当然、法的に問題の無い方法でやらないといけませんし、また、道徳的にも問題が生じない場合に実行してください。

大事なことは、真似をしようとすると、その前に必ず調査や研究が必要になり、そこで、多くの気付きを得ることができるということです。うまくいっている方の成功体験を、疑似体験することにより、結果として、会社や経営者自身を強くしていくことになります。その後、自社の強みを加えていくことができれば、オリジナルなものに変わることもあります。

うまくいっているやり方や手段をそのまま眺めているだけでは、何も変わりません。ぜひ、真似をするところから新たな一歩を踏み出してみてください。

インターネット検索がオススメ

最近では、インターネット検索するだけでも、かなりの同業者研究ができます。キーワードをいくつか列挙しておいて、それらを組み合わせて、検索してみるといいでしょう。 また、同時に同業者のメルマガなどの登録も行っておいて、同業者情報が定期的に経営者のところに届くようにしておくことをオススメします。

2010.8.6執筆

(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。

今村 仁

今村 仁

「節税は義務、納税は権利」がモットーです。
自分の半生について、取材を受けました。

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