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ズバリ!毎月の試算表から納税額を予測する裏技

4つのポイントを押さえた試算表があれば、税金は簡単に予測できます。

優れた試算表のポイント

決算前になってから思わぬ利益が出ていることがわかり、冷や汗をかいた経験はありませんか?そうならないために、日頃からしっかりと試算表を作成することが大事です。ポイントさえ押さえておけば、そんなに時間や手間を掛けなくても、毎月の試算表からおおよその税額を知ることができます。

そういった優れた試算表の特徴は、毎月の試算表を12ヶ月分足すと、ほぼ決算書に近い数字になるということです。

ブレない試算表作り

優れた試算表を作るためのポイントは4つあります。発生主義、税抜経理、月割計上、月次棚卸の4つです。

売上や仕入、経費などは発生したときに計上するのが原則です。現金主義で試算表を作成していると、決算時に大きくブレることがありますので、発生主義による計上は必須です。

消費税は、原則課税の場合、税抜経理で計上していると、試算表を見るだけで現在の納税額がわかります。最近の会計ソフトは、手間をかけずに税抜経理ができる仕組みになっていますので、うまく活用して下さい。

減価償却費や、年払保険料などの経費は、年間金額をあらかじめ12で割って毎月計上しておくと、決算の時に慌てなくて済みます。

また、棚卸資産がある業種なら、おおまかな金額をつかむための棚卸はできれば毎月実施して下さい。

試算表4つのポイント

納税予想はカンタン

上記のような試算表があれば、決算3ヶ月前の時点で、残り3ヶ月の利益をあらかじめ予想し、納税額を予想することができます。利益予想はこれまでの9ヶ月の実績と、前期の数字を参考にしながら行って下さい。おおまかには利益が800万円以下なら税率30%、800万円超なら税率40%として、おおまかな法人税等を計算することができます(実際の税額計算とは異なります)。

法人税と消費税の納税予想

2010.10.1執筆

(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。

今村 仁

今村 仁

「節税は義務、納税は権利」がモットーです。
自分の半生について、取材を受けました。

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